Interview#01
- ものづくりに
一から携わる。
自分が開発した製品が
新たな事業の発展に。
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K.S
生産技術グループ
2023年入社
- Q.1 現在の仕事内容を教えてください。
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電子部品用誘電体材料の開発のための試作や、量産工程における環境負荷低減への取り組みを担当しています。
私は、製造工程から出る排水の環境負荷を低減するために、工程の安定化目的で使用される環境負荷の大きい原料を使用しない製造法を提案しました。
何度も試験を行った結果、この原料を使用しなくても、従来の量産品と同水準の品質の製品を製造できました。ただ、製造にかかる時間が延びるという新たな問題が発生したため、現在はその改善に取り組んでいます。
- Q.2 仕事の「やりがい」や「醍醐味」について教えてください。
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生産技術職として部署を超えて多くの人と関われることが醍醐味です。
例えば、製品や工程途中で品質に異常が見つかった場合、再発を防止するために、製造のどの工程で、何が原因であったかを調査します。この際、記録されている製造データを見返して通常と異なる点を探りますが、容易に原因が見つからない場合もあります。そのような場合には、工場で製造部門のメンバーと共に設備の運転条件や変化点の有無などを徹底的に調査します。
工程毎に詳しく調査していく中で、ベテランから若手まで多くの方と関わることができます。多くの方に協力してもらった結果、異常の原因が見えてきて対策を打てたときは、とても大きなやりがいを感じます。
- Q.3 今後の目標を教えてください。
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開発のための試作業務で、適切なプロセスを自ら考え対応できるようになることです。
例えば、お客様から試作依頼を受けたときに、求められている特性・用途は何かを正しく把握した上で、どのような原料・設備・条件で作製するかなど、最適な製法を自ら決定できるようになりたいと考えています。そのためには、粉体に関する知識だけでなく、使用する原料や製造設備のそれぞれの特徴、製造工程への理解を深め、習熟することが必要で、今後、試作業務を行う中で、積極的に色々な事を学んでいきたいと考えています。
- Q.4 新入社員研修やOJTについて教えてください。
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入社時は、ノリタケグループの集合研修に一ヶ月ほど参加し、社会人としての基礎知識・マナー・仕事の進め方を学びました。
集合研修終了後は当社で短期間の工場実習を行い、当社の製造工程や製造設備について学びました。その後、OJTで年齢の近い先輩とペアになり仕事を教えてもらいました。初めは先輩の仕事の補助をして、徐々に本格的に仕事を任せてもらいました。職場の先輩・上司はとても親切な方で、教育担当の先輩以外でも分からないことはいつでも気兼ねなく質問できるため、安心して仕事に取り組むことができました。
また、新入社員研修以外にも教育制度があります。その他、外部の技術セミナーや展示会にも積極的に参加することができます。
- Q.5 当社に入社を決めた理由を教えてください。
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大学での専攻を活かしながら、幅広く多様な業務に関われると思ったからです。
私が当社を知ったのは大学内での業界研究セミナーに参加したことがきっかけでした。会社ポスターの中の「微粒子」というキーワードに興味を持ち、1DAY仕事体験に参加して話を聞いたところ、扱っているセラミックス製品や、仕事の領域が広く原料選定から試作・量産・分析まで幅広く関われる点に大きな魅力を感じました。
大学では蛍光材料としての半導体ナノ粒子に関する研究をしており、セラミックスを専門に学んでいたわけではないのですが、ナノサイズのセラミックス粒子の開発・製造に自身の研究が活かせるのではないかと思いました。
※所属部署は取材時のものです。
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